
薪ストーブライフの主役とも言える薪。よく乾燥した薪をたっぷり用意しておけば、寒い冬も安心です。薪ストーブを主暖房として使うなら、できれば3シーズン分、少なくとも1シーズン分の薪を、雨や雪がかからない風通しのよい場所で、乾燥させながら保管しましょう。
軒下やデッキの下などに薪を保管するのもよいですが、敷地に余裕があるなら、乾燥と保管が効率よく行える薪小屋をつくるのがベスト。薪小屋は、敷地の南側や東側など日当りのよいところに設置するのが理想的です。
また、薪小屋から室内へ薪を運ぶ中継点を設けておくと便利です。デッキなどに数日分の薪を置けるスペースを、室内にも常に2日分程度の薪を保管する場所を確保しておくと、使い勝手が格段によくなります。こうしておけば、寒い日や雨の日にわざわざ薪小屋まで薪を取りにいかずにすむだけでなく、屋外から運んだばかりの冷えた薪を焚いて、火室の温度を下げてしまうことも避けられます。ただし、薪にはヒラタキクイムシ等の虫が発生しやすいので、室内には必要な分だけを置くようにしましょう。
(*次回はDIYで薪小屋づくりに挑戦します)

炎を楽しむ家
- 火を熾す手間から、豊かな”いい時間”が生まれる
- 日暮れから始まる、炎と戯れる魅惑のひととき
- 暖炉の生きた火を、親子で静かに楽しむ時間
- 薪づくりから満喫、炎に親しむ豊かな暮らし
- 料理に薪風呂、炎が支える手づくりの暮らし
- 四世代の家族を結ぶ、「火場」のもつ力
- 緑や光と同様、火は暮らしを豊かにする
- 生活のなかで体験する、直火のリアリティ
- 懐かしさ溢れる土間で楽しむ、炎という贅沢
- 都会の暮らしを豊かに彩る、炎のゆらめき
- 森の家で味わう、火のある安らぎの時間
- 炎の揺らめきが蘇らせる、大切な家族の記憶
- 家族の時間をやさしく包む、炎のぬくもり
- 宴の”おもてなし”は、炎とストーブ料理