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薪は業者から購入することもできますが、自分で薪をつくることも薪ストーブライフの醍醐味です。1本いくらと考えて燃やすより、自分で(あるいは家族と一緒に)汗を流してつくった薪を燃やす方が、はるかに楽しいはずです。

本来、薪づくりは森林などの立ち木を伐採する作業からスタートしますが、初心者にはハードルが高いので、当面はプロや上級者に任せます。伐採の次に行うのが「玉切り」と呼ばれる作業で、このあたりから挑戦してみるとよいでしょう。「玉切り」とは、自分のストーブの火室の大きさと薪割りのしやすさを考えて、伐採された樹木をチェーンソーで適度な長さにカットしていく作業です。

左/チェーンソーを扱う際は、安全靴とチャップス(ズボンカバー)を着用する。 中/あらかじめ薪の長さに切った棒(計り棒)があると便利。 右/チェーンソーの先端部分を当てるとキックバックのおそれがあり危険。必ず根元の部分を使い、力をかけず、チェーンソーの重さで切る。

「玉切り」の次は、「薪割り」です。「薪割り」は、扱いやすいサイズにするだけでなく、空気に触れる表面積を増やすことで乾燥を早めます。まず薪割り台を用意し、台の上に「玉切り」した木を置き、薪割りに適した斧で割っていきましょう。亀裂が入って手でばらせる状態になっても、そのまま割り続けた方が効率よく割ることができます。クヌギやコナラは割りやすいのに対し、ケヤキやリンゴは堅くくせがあるので注意が必要です。

左/刃先がまっすぐな斧(左)より、ゆるやかにカーブした斧(右)の方が、繊維を開くように割ることができるのでおすすめ。 右/柄が太いもの(左)より、手元側が細くなったもの(右)の方が握りやすい。

左2点/薪割り台は高さ30㎝・直径40㎝くらいを目安に。「玉切り」した木は、薪割り台の奧に置くのがポイント。振り下ろした斧や割れた薪が足にあたらないよう両足を広げ、腰を落としながら斧の重さを生かして振り下ろす。 上2点/刃は「玉切り」した木の手前側に垂直に入るようにする。垂直でないと勢いで足を怪我することもあるので要注意。

誰でも簡単に薪割りができるのが電動油圧式などの薪割り機。薪ストーブ仲間で共同購入してみんなで使う手もある。

 

 

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