
樹木の伐採や、伐採された木を玉切りする際に活躍するチェーンソー。初心者のうちはどちらも上級者にお願いすることになりますが、いつかはチェーンソーを手に入れ、玉切りくらいは自分でできるようになると、薪づくりの楽しさも広がります。まずは、各部の名称と機能を理解しましょう。
次に、実際の使い方をマスターしましょう。
- 1.装備を整える
- 怪我を未然に防ぐためにも、防護服と防護用品(作業手袋、安全靴、ヘルメット、ゴーグル、イヤーマフなど)は完璧に整えるようにします。
- 2.チェーンソーをチェックする
- チェーンを引っ張って張り具合をチェックし、必要なら調整します。また、ガソリン、オイルが十分かどうかを確認してからスタートさせましょう。
- 3.エンジンをかける
- チェーンソーを平らな地面に置き、リアハンドルに右足を入れ、左手で前ハンドルを押さえます。自分の正面、背後に何もないことを確認し、スターターを数回引っ張ります(写真A)。エンジンがかかったら、安全のためにブレーキをかけます。斜面などで地面に置けない場合は、内股に挟み込んで(写真B)、同様の操作をします。
- 4.玉切りする
- チェーンソーの歯のために、切る前に木の表面をほうきで掃き、砂や土を落とします。重心のバランスがよいところを持ち(ぎゅっと持つと振動が手に吸収されるので、軽く持つようにします)、足場を確保しながらチェーンソーの重さで切り進んでいきます(写真C)。歯の先端で切ろうとするとキックバックのおそれがあるので、必ず根元の部分で切るようにします。切り方はどの樹種でも同じですが、ケヤキのように木屑にオイルが吸われるものは、時々、チェーンソーを浮かせてオイルが回るように切るとよいでしょう。

炎を楽しむ家
- 火を熾す手間から、豊かな”いい時間”が生まれる
- 日暮れから始まる、炎と戯れる魅惑のひととき
- 暖炉の生きた火を、親子で静かに楽しむ時間
- 薪づくりから満喫、炎に親しむ豊かな暮らし
- 料理に薪風呂、炎が支える手づくりの暮らし
- 四世代の家族を結ぶ、「火場」のもつ力
- 緑や光と同様、火は暮らしを豊かにする
- 生活のなかで体験する、直火のリアリティ
- 懐かしさ溢れる土間で楽しむ、炎という贅沢
- 都会の暮らしを豊かに彩る、炎のゆらめき
- 森の家で味わう、火のある安らぎの時間
- 炎の揺らめきが蘇らせる、大切な家族の記憶
- 家族の時間をやさしく包む、炎のぬくもり
- 宴の”おもてなし”は、炎とストーブ料理