それで、店を決めて、3月から内装に取りかかり、4月23日にオープンしたんですね。準備ができれば、少しでも早くオープンしたいなと思ってました。開店のときは、前の仕事で懇意にしていたお客さまが、どうするの? と声をかけてくださった、その方たちにご連絡したり、ショップカードを、近くのお店に置かせていただいたり、ホームページに掲載したり、とか。
一つ失敗したなあと思ったのは、駅の近くに、このへんの地図があるじゃないですか。あれに、お店をのせるといいですよ、という営業がきて、こっちも初めてだったのでね…… もう、空きは一軒分しかないですよとか言われて、じゃあ、早く決めなきゃと思って、やったんですよ。ところがどうも、それを見てお店にくる方はいないみたいで、これは、失敗だったかなあと、ちゃんと自分で見極めるのが大切と、いい勉強になりました。まあ、商売によるのかもしれませんが…… いや、それがまた、営業の人が、とても感じのいい人でしてねえ……。
初めの1年は、ホント、顔見知りの方、前の仕事の関係の方が多かったですね。2年目あたりから、何回かきて、馴染みになった方が増えてきました。入り口はドアを開けっ放しにしておくと、入ってきてくださるけど、出ていかれるのも早いんですよ。で、まあ、ウチはここ何年かはずっと閉めているんですけどね。ドアをわざわざ開けて入ってきてくださるお客さんは、ちゃんと興味を持ってきてくださる方が多く、いままでこういう世界は知らなかったけど、面白いねって言われます。エエ、9割が女性ですね。男の方は古いモノ自体に興味のある方、それとクリスマスシーズンに、男の方は増えますね。昨年、ココで買ったプレゼントが喜んでもらえたから、また、きました、と言われるとうれしいですね。