第35回 有田と染付 vol.2
戦後の昭和とはどういう時代だっただろう……と思いを巡らせてみると、キーワードとして浮かぶのは、やはり「工業化」...
戦後の昭和とはどういう時代だっただろう……と思いを巡らせてみると、キーワードとして浮かぶのは、やはり「工業化」...
日本の色といって、僕がまず思い浮かべるのは、青。 日の丸の赤を思い浮かべる人も多いかと思いますが、少なくとも工...
キモノの世界にはとんと疎い僕ですが、その素材である織物に対しては常々興味を持ち続けてきました。 織物は「着る」...
前々回・前回と二回にわたってお話ししてきた九谷焼は、加賀百万石の太守である前田家の文化振興策によって、石川県を...
九谷焼は、日本の陶芸史のなかで独特のポジションを築いてきたやきもの。 古典様式で制作された豪奢な雰囲気の九谷は...
人気陶芸家がたくさん出てきたり、NHKの朝ドラが信楽の女性陶芸家をヒロインに据えたり、どうやらここ数年、空前の...
お正月に年神様を迎えるために、玄関に飾る注連縄―。 年末年始の短い期間のために用意する注連飾りは形式的な装飾だ...
この春訪れた秋田では、前回 お話しした白岩焼(角館)の他に、くるみの樹皮やイタヤカエデを使った籠などの手仕事も...
今は器ブームで、世の店にはさまざまなテイストの器が並んでいるけれど、僕の好みは「気取りのない器」。 プライ...
「日本文化を特徴づけている、一番重要な要素は何だと思いますか?」と聞かれて、真っ先に思い浮かぶのは「季節感を...
磁器というのは、石を粉砕したものが原料。 土を原料とする陶器に比べると、諸々の工程で高度な技術が必要です。...
手仕事の周囲を見回してみると、あらゆるジャンルに「敷居」のような存在があることに気付きます。 そして、その...
器の質感を言葉で的確に表現するのはすごく難しいと思いますが、日本語はオノマトペが豊富なので、僕はついついそれ...
今でこそ、器の世界にどっぷり浸っている僕ですが、百貨店内の異動によってこの部門を担当することになった19年前...