お店は、半分はギャラリーに、半分はアンティークの常設に。ギャラリーで、いろいろなイベントをやると、いろいろな方がみえるし、喜んでいただけるんです。…この2月の企画展は、レトロ千代紙市と母親の和紙人形展をやります。母はもう、50~60年、人形づくりをしていて、教室を開いたり、作品集を出したりしている…。
私、親に心配ばかりかけていましたし、何も協力してこなかったから…ちょっぴり罪ほろぼしの気持ちと、また、元気を出して人形作もしてほしいと企画しました。…いつも、企画展の展示のときは、自分が納得するように飾りたいと思って、クタクタになります。グズなんです。そのために、朝までかかってしまって、寝不足で青い顔して「いらっしゃいませ」とごあいさつしたり。でも、お客様からディスプレイをほめていただくと疲れが吹きとびますね。
いつもは11時半ごろお店にきて、シャッターを開け、看板を出して、お掃除。そして、ちょっとお気に入りのお香をたきます。どうしてそうなったのかしら。おみえになるお客さまから、ああいい匂い、といっていただいたり、家に持ち帰った包装紙が「ほどいても香りがついているのよ」といわれたり。
お店の名前は、いろいろ考えましたけど、BOWKNOT(ボウノット)と。蝶結び、というイミですけど、みなさん、聞き慣れないみたいで…考えているころ、昔の音楽を聞いていたら「バッテンボー」と。あの「ボタンとリボン」でした。それを耳にして、あ、ボタンとリボンか、カワイイと。それでまた、言葉を探していたら、BOWKNOTというのが出てきたんです。結ぶ、というのも、いい言葉だなとも思いました。
他にも、お店の住所が、松庵なので「ショウ・アン」とか。これは、すぐに却下されましたけどね。…えぇ、でもさっきもいったように、あまり日本では使われていないので、みなさんご存じないみたい…クリスマスのお飾りのリボンのこともいいますよね…。ボンネットとかボウクノットなんて。間違えて呼んだ方もいましたし。(笑)