上野 長一

＜色々米　誕生の裏話＞

コシヒカリ、ひとめぼれ、ヒノヒカリとお米が日本全国で統一、単品化されることに古品種が消え去ることに悲しさを感じ、あえて、そんな赤米、黒米、みどり米・・・と世のはみ出し品種を集めはじめたのが25年前のこと。毎年種をまき、保存。残りの稲を一気にコンバインで、多品種を混ぜ合わせて収穫し、自家用では食べきれずに皆様に分けたところ、喜ばれたことがきっかけでした。種のとき、赤米、黒米、みどり米、うるち米、もち米などなどブレンドして育てたのが色々米です。色々米にめぐりあい、稲を育てることが楽しくなり、見ても美しい、物語が生まれる、そんな米作りができて嬉しいです。