このタイトルを見て、「お、もうそんな時期?」と思ってくださった方、ありがとうございます! 感謝のしるしを形で表現出来なくてごめんなさい。 そう、地元熊本で、石垣と花菖蒲を愛でるという渋さ満点のお祭りが、6月初旬に開催されました。
今年もそのお祭りに便乗してモザイクワークショップをやってきました。
玄関からダッシュ5秒、初めての家出ポイントでもある、思い出の運河跡を整備した公園。いつの頃からか花菖蒲が植えられ始め、ここ数年は雪だるま式に数を増やし、あれよあれよと6万8千本。
この石垣をよじ登り、あの石橋から飛び降りることを日々の鍛錬としていた幼少期、 そして何のご縁か、現在進行形で石を割り並べる日々を過ごしている身としては、ぜひとも地元の晴れの日に石がらみで何かをしてみたい。
そんなきっかけで去年から始めた、祭り便乗モザイクワークショップ。
前年の経験から参加者は女子率高めと予想。ということで今回のテーマは、モザイクアクセサリー作り。 大理石や、花菖蒲的カラーのズマルトを割ってアクセサリーベースに配置します。
小さなサイズなので難しいように感じますが、好きな色を並べるだけでも十分に美しいですし、偶然割れた形を生かすデザインも面白いものです。
ご参加いただいた方はさまざま。
少年がお母さんへの指輪を作ったり、この町にお嫁入りした友達に遠方から会いにきた方だったり、お仕事終わりお子さんへのプレゼント作りにいらっしゃったり、掘りたてのジャガイモをお土産に持って来てくれたマダムだったり…。


最初はワイワイと始めていても、どんどん集中して、ふと気づくと石を割る音と、祭りのざわめき、それに庭の池の水音だけが空間に響きます。 そんな中、それぞれのアイデアがだんだんと形になっていく。拝見していて、とってもわくわくする時間です。
そして完成!


世界で一つだけの、魅力的なアクセサリーたちが出来上がりました。
石と花菖蒲の町で、石と花菖蒲色を纏って、いつものお祭りとはちょっと違った気分を感じていただけたら…嬉しいですね。
ご参加、ありがとうございました!
作業中、ふとしたことで現在県民の関心を一身に集める、とある方の話題に。みな、何かしらグッズをお持ちでした。
その県民アイドル、くまモン氏。お祭りにも降臨! 老若男女が熱狂の渦に。お祭りのハイライトだったかも…。