桜の次に来るのが若葉の季節。山や公園の新緑を見かけると清々しい気分になりますよね。日本はどこへ行っても緑を目にするこ とができる国ですが、国土の67%が森林であることをご存知でしたか?国土の面積に対する森林面積の割合を「森林率」と言います が、例えばアメリカは25%、中国は18%、日本は世界的にも有数の森林保有大国なのです。

 
濃い緑の部分と薄い緑の部分がわかりますか?
photo01:濃い緑の部分と薄い緑の部分がわかりますか?

一言で森林と言っても幾つかの種類に分けられます。国立公園などとして保護されている、まったく手付かずの原生林が約 2 割、薪などを採るために古くから人が手入れを続けていた薪炭林が約4割あります。薪炭林は、里山林や雑木林と呼ばれる 比較的身近な山で、昔とは生活が変わった今では、原生林と合わせて天然林と呼ばれています。そして残りの4割が木材をつ くるための人工林です。

人工と言うとちょっとイメージが悪いかもしれませんが、原生林以外はすべて人間との関わりの中でつくられてきた山です から、人工林だから悪いという訳ではありません。木材生産林という方が正しいですね。本州では花粉症で有名なスギやヒノ キ、信州や北海道ではカラマツが代表的ですが、林業として古くから人が木を育ててきた山です。人工林はすぐに見分けがつ きますので、山に出かけた特に良く見てみて下さい。濃い緑の部分と薄い緑の部分がはっきりと分かれています。この濃い緑 の部分が常緑樹の人工林です。薄い緑の部分は落葉広葉樹で冬になると葉が落ちるため、人工林との区別がより明確になります。(photo:01)

 
真っ暗な、人工林の中
photo02:真っ暗な、人工林の中

山が木材をつくっているというイメージが沸くと、私たちの生活とのつながりが色々と見えてきます。実は全国の人工林が、 今たいへんなことになっています。一見濃い緑に覆われた人工林の中に入ると、真っ暗で、地面に草も生えず、木の根っこも むき出しになっている、(photo:02)ちょっと怖い風景が広がっています。なぜこんなことになっているのかについては、次回お話ししたいと思います。

 

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