イタリア、ラヴェンナの悠久の時間を感じながら・・・モザイク散歩

京都造形芸術大学芸術学研究室勤務後、イタリア・ラヴェンナに渡りモ ザイク工房ココ モザイコにてアリアンナ・ガッロに師事。 工房ではモザイク技術の習得と同時に日本からのモザイク研修などをプ ロデュースする。帰国後は東京でモザイク工房モザイコカンポをオープン。 銀座・エコールプランタンや、イタリア語語学学校等でモザイク教室を 開講、美術館や大学でのワークショップも随時開催。
モザイコ カンポ/Mosaico Campo(東京)http://www.mosaicocampo.com/
ココ モザイコ/Koko Mosaico(イタリア ラヴェン ナ)http://www.kokomosaico.com/

Vol.18  モザイクの秋

 

いつの間にかもう11月ですね。ラヴェンナではこの時期になると、焼き栗をCagninaという地元特産の甘い赤ワインの中に入れてひたすら食べるという素敵なイベントが各家庭で繰り広げられます。5分ほど浸けると程良くワインがしみ込んで、なんとも美味なのです。ポカポカあたたまるし、オーブンを囲んで会話も弾むし、なかなかおススメな秋の過ごし方。

 

ラヴェンナでの定宿。左下の窓のところが、私の部屋

ラヴェンナでの定宿。左下の窓のところが、私の部屋

 

 

今回は10月に行ったワークショップをご紹介します。芸術の秋! と気合いを入れて、初旬・中旬・下旬とそれぞれ違うテーマで開催しました。

 

最初は熊本のカフェギャラリーダリアスにて、アクセサリー作り。やはり参加者は全員女性。作業しながらのおしゃべりがとっても楽しい、華やいだ空気でのワークショップになりました。ベースとチャームをご用意して、ズマルトや大理石、ムリーネ(金太郎飴のようなガラス素材)を自由に組み合わせて作るアクセサリー。テッセラの作り方を少しだけお教えしたら、もうすぐに皆さん制作に没頭! 美味しいコーヒーをいただきながらの制作はほんとうに心地よかった。みなさんそれぞれの個性が出て、素敵なアクセサリーがたくさん生まれました。

 

ズマルトやムリーネをお皿に入れて。意外と合う
ズマルトやムリーネをお皿に入れて。意外と合う
組み合わせを推敲
組み合わせを推敲
色のバランスが見事!それぞれチャームが生きていますね
色のバランスが見事!それぞれチャームが生きていますね

 

2つ目は、定期的に開催している、池袋のインターナショナルスクールでの子どもモザイク教室。イタリア語スピーカーの子ども達に、イタリア語でモザイクを教えます。まあ、これが、可愛いのなんのって。今回はミニテーブルを作りました。子どもたちの発想力は本当に素晴らしく、毎回驚かされているのですが、今回も凄かった。なんと、テーブルに顔が! 折りたたみのテーブルなので、真ん中でパカっと開くのですが、そこに口を表現。灰色大理石でギザギザの歯を表現しているんですね。テーブルのベースを見た瞬間に石を割り始めて、一気に作っていました。お見事!

 

セッティングも色とりどりにしてみました
セッティングも色とりどりにしてみました
顏のテーブル
顏のテーブル

 

そして最後は、月末に開催した東海大学でのモザイクワークショップ。美術史家の金沢百枝先生ご担当の授業の一環で、今年で2回目です。受講生は2年生を中心とした学生さんたち。図案は皆同じですが、マルテリーナやタリオーロ、テナーリエ(vol16 道具の話参照)での石割り、それに石とズマルト選びはそれぞれ自由。「性格が出る!」なんていう叫びが聞こえたり。皆、美術史の中のモザイクについては一通り学んでいるので、モザイク制作を通じてどんなことを感じたのか、認識が変わったか、レポートを拝読するのが楽しみです。作品が並ぶと、パッチワーク的な魅力も。さすが、tappeti di pietra(石の絨毯)なモザイクです。

 

悩む、なやむ。
悩む、なやむ
図案は同じだけれど、個性が出ます
図案は同じだけれど、個性が出ます

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

11月18日(日)には、新宿の東京ガスショールームにてワークショップを開催します。テーマはクリスマス! どんな方にお会い出来るか、どんな作品が生まれるか、いまから楽しみにしています。

 

 

 

 

 

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