NAOTO IKARASHI 展 “MAD MUD”

“MAD MUD”

自然を切望したことが誰しもあるのでは？

無機質な空間にいると、心身がバランスを求めて植物を欲したりする。
観葉植物を置いたりすることが多いだろうけど、最たる例は土を身につけることだ。
土そのものや泥色の衣服を肌に触れさせることによって、陰陽バランスが保たれることがあるらしい。

これからの時代、仮想現実が浸透して日常化してきた場合これらの手法は有効となる。脳は電子側にジャックされつつも、土を身体に触れさせることによって自然欲も満たされるのではないか。

そんな思考実験を基に制作。

今回の展示は世にも珍しい中国の泥染め生地を用いた洋服を中心に展示させて頂きます。
伝統技法で染められた生地は表裏で色が異なり、表はレザーのような質感を持った独特なテクスチャー。
ユニセックス展開になります。バッグやエプロンなど定番的な型のご用意も。※受注制になります

五十嵐 直人
鳥取県在住
東京のアパレルでデザインと生地生産を経験したのち、アパレルを離れて家具作りを学ぶ。
木工品と布物の両方制作してしていたが、最近では洋服中心にシフト。
自らを飽きやすいと自認しているので、その習性を生かして展示ごとに印象を大きく変えた物作りをしている。

■期間中、同じく鳥取で”土ある暮らし”を提案する丸瀬家の kinaco さんよりオーガニックの焼き菓子が届きます。