キノコマツムリ個展「髭の行進」

ずんずん、ぶんちゃか、髭の行進。
ふわふわ、くるくる、いろんな髭の
いきものたちのお通りだ

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私の前に現れ出た「彼ら」は、皆一様に、おしゃれな髭をたくわえています。
なぜでしょう？それはきっと、私がりっぱな口髭に憧れているからです。

昔読んだ絵本の中では、物事をおおきく動かす存在は、大抵、素晴らしい髭の持ち主でした。
王様や魔法使い、森の奥に棲む賢者や、貧しくとも心の美しいおじいさん。
そんな人物への憧れからでしょうか、私はついつい、口髭を描かずにいられないのです。

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