金沢にはイタリアンシェフのオーナー10人が集まって作る「金沢イタリアンシェフ・オーナーズ・クラブ」というものがあります。
山の幸、海の幸が豊富な石川県の食文化は、地中海に面した半島の国・イタリアと共通するところが多く、イタリアの代表的な調理法で石川県産の食材をふんだんに使い、地域に根付いたイタリア料理を発信していこうと取り組んでいます。
そんな「金沢イタリアンシェフ・オーナーズ・クラブ」の5人のシェフが共同開発し5種類のレトルトパスタソース『金沢能登じわもんパスタソース』が発売となりました。
レトルトといっても、イタリア料理専門店の味を再現することにこだわり、全て手作り手作業。保存料や着色料は一切使用していません。5種類のソースは地物食材をふんだんに使用したイタリア料理の代表的なソースに仕上げてあります。
『能登牛と加賀蓮根のペペロンチーノソース』
オレイン酸の含有量がとても多く、和牛のオリンピックと呼ばれる大会で「脂肪の質賞」を受賞したこともある能登牛をミンチに。そして加賀野菜の1つである加賀蓮根は、食感を楽しむため、すり下ろしたものとカットされたものを使用し、アーリオ(にんにく)・オーリオ(オリーブオイル)・ペペロンチーノ(唐辛子)のシンプルなソースで仕上げてあります。
『甘海老の濃厚海老クリームソース』
底引き網漁で獲れる石川県の代表的な魚介類である甘海老をふんだんに使用し、アメリケーヌソースに仕上げました。甲殻類独特のコクと甘味が楽しめます。
『小木マイカの肝と墨のソース』
能登町に位置する小木漁港は、函館、八戸と並ぶイカの日本三大の漁港と呼ばれています。その小木漁港で水揚げされたマイカ(スルメイカ)を丸ごと使用したソースです。ぶつ切りにされたマイカもゴロっと入っていて食べ応えも十分です。
『剣崎なんばと紅ズワイ蟹のピリ辛トマトソース』
白山市の剣崎町で明治以前から栽培されているとうがらしで、とても長く先が細くとがっているのが特徴で激辛ですが、後味がほのかに甘くコクがあります。そして蟹の身をふんだんにトマトソースで仕上げてあります。剣崎なんばの量は控えめにし、とても食べやすく、そしてなんといっても蟹の香りが引き立ち食欲をそそります。
『能登豚・豚輝と百万石しいたけのラグーソース』
能登豚のブランドである豚輝(トンキー)やその他の食材を細かく刻み煮込んだソースは、じっくり煮込むことで肉と野菜の旨味を十分に味わうことが出来ます。
金沢産の百万石しいたけは、大きめにカットされていてしいたけのなめらかさと食感を楽しめます。
今回はこの5種類1セット3500円(消費税別)で販売開始となりました。
手軽に使えるレトルトパックですが、味は本格的です。石川県がギュッと詰まったパスタソースいかがですか?