2011年11月11日、石川県11番目の市として誕生した野々市市は、金沢のベッドタウンとして都市化が進み、2012年度「住みよさランキング」で全国2位を獲得した、石川県の中部に位置した若者に大人気の市です。そして県内一のキウイフルーツ産地でもあります。

昭和53年から水田の転作作物として始まったキウイフルーツ栽培ですが、農家の悩みでもある高齢化と後継者不足という厳しい経営状態で、最盛期には32軒あったキウイフルーツ農家も今では8軒という現状に・・・こうした現状を踏まえ、去年の夏に発足した“野々市キウイフルーツ普及推進プロジェクト”により、加工品の開発、ブランド化で誕生したのが、新しい調味料「野々市キウイフルーツビネガー」です。お酒から生まれたお酢は、人類が生み出した最古の調味料と呼ばれるほど、昔から親しまれてきました。今ではお酢の専門店があったり、ソムリエならぬ酢ムリエという言葉もあるぐらい、お酢の効能や効果に期待が集まっています。

キウイフルーツには、みかん2～3個分にあたるといわれるほどビタミンCが豊富で、抗ストレス作用や美白作用に期待でき、若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンEも多く含まれています。ビタミンCとの相乗効果で抗酸化作用も高まります。食物繊維や有機酸も多く、さすが、フルーツの王様です。そしてお酢には、ビタミンCの崩壊酵素の働きを弱める作用があるので、女性には嬉しい美肌作りに一役買ってくれそうです。疲労回復やダイエット効果も期待できるお酢とキウイフルーツとのコラボ。積極的に取りたいですね！

野々市市にある、インド料理のお店「ナチュラルスパイス　Mazaa（マザー）」さんでも、キウイフルーツビネガーを使ったお料理が食べられます。ヨーグルトと香辛料、そしてキウイフルーツビネガーに漬け込んで焼かれたチキンティッカは、より柔らかくジューシーに仕上がり、すり下ろした玉ねぎにキウイフルーツビネガーを加えて作ったドレッシングは、玉ねぎの角がとれて優しい味わいになり、どちらも旨味が増してとても美味しいです。

その土地に根差した食材を大切にしながら、新しい味を求める遊び心が、「食」をさらに楽しく豊かにしてくれます。サンシャインイエローに輝くキウイフルーツビネガーは、あなたの笑顔をもっと輝かせてくれますよ♪