9月17日(土) ~
9月25日(日)
蓮依の眼「韓国の古き佳きものと現代の工芸」
私の祖先の国、韓国の古い物と現代工芸、そして生まれ育った日本の現代工芸をご紹介したいと北鎌倉に蓮依を立ち上げ、今年で6年目を迎えます。
ギャラリーを始める前、韓国の古いものについて何も知らなかった私に、その素晴らしさを教えてくださったのは、日本の方々でした。
ご自身の眼だけを信じ、韓国の現代作家の作品を支持してくださるお客様によって、蓮依は日々成長して参りました。
日本を、そして他をも愛する心に支えられ、今の蓮依があると思っております。
本展では、私の感性で選んだ古い物、そして3名の韓国の陶芸家の作品をご覧いただきます。
朝鮮民画をモチーフにしたオブジェや陶板を制作している「イ・グミョン」。
朝鮮時代の枕の刺繍をモチーフにした茶壺や、耳杯を写した茶碗などを作陶している「カン・ヨンジュン」。
古くから白磁で作られてきた満月壺を、自分なりの新たな解釈で、粉青沙器で制作している「カン・ヨンジュン」。
朝鮮時代の窯跡で見た、たくさんの陶片にインスピレーションを得て制作している自身の代表作であるパネル作品「片-Pyeon」などもご紹介いたします。
日本の佳きものをご紹介している月日荘での展示は、大変意義のあることと感じます。
日本と韓国の心と心が繋がっていく、そんな美しい場であることを願っております。
—蓮依 庄司英順