6月7日(土) ~
6月15日(日)
永木 卓(RITOGLASS)× 中沢 学 二人展
長野に工房を構える、ガラス作家の永木卓さんと、木工作家の中沢学さんによる二人展を開催します。
永木さん(RITOGLASS)は、松本市を拠点に、宙吹きという技法でガラスの器を制作されています。
「ただ、容器であること。」
その言葉のとおり、うつわは必要以上に主張せず何かを受けとめるためにそこにある、穏やかな存在として形づくられています。
素材の透明感と控えめな色合いは、光や背景と呼応しながら暮らしの中にすっと溶け込むのが魅力。
静けさと機能を兼ね備えた永木さんの世界観にぜひ触れてみてください。
中沢学さんは、長野県内の工房で木を刳り貫く「刳り物」の技法を用いて作品を制作されています。
拭漆による奥行きのある仕上げや木地そのものの色や触感を活かす工夫など、素材と対話しながらの制作を続けられています。
宗教美術や民藝、古い生活道具に惹かれ、それらが生まれた背景や思想に思いを巡らせる中沢さん。
個の表現を前に出すのではなく、時代や土地を越えて伝わってきた物に宿る「空気感」を、自身を通して今に映すことを大切にされています。
異なる素材と向き合うお二人がそれぞれのやり方で導き出したかたちは、静かに深い余韻を残します。
どうぞゆっくりとご覧いただけましたら幸いです。
永木 卓 Eiki Taku(RITOGLASS) 1979年 神奈川県藤沢市生まれ 2002年 東京ガラス工芸研究所総合基礎科修了 2006年 多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスプログラム卒業 2007年 (社)豊科開発公社 あづみ野ガラス工房 在籍(2012.3迄) 2012年 多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスプログラム助手(2016.3迄) 2017年 ガラス作家 田中恭子とガラス工房『リトグラス』設立
中沢 学 Gaku Nakazawa 1991年 長野県に生まれる 2013年 京都伝統工芸大学校 卒業 2014年 木工藝 佃 佃眞吾氏に師事 2017年 信州に戻り家具メーカーに入社 2022年 生まれ故郷の坂城町にて独立
日 時 | 2025年6月7日(土)~6月15日(日)12:00~18:00 ※定休日 6/10(火) ※作家在廊日 6/7(土) |
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場 所 | Analogue Life 愛知県名古屋市瑞穂区松月町4-9-2 2F |
H P | https://analoguelife.com/ja |
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備 考 | ※詳しくはこちらをご覧ください。 |