4月12日(土) ~
5月3日(土)
黒瀬正剛「Field」
hitotoでは初めてとなる、美術家・黒瀬正剛の個展を開催いたします。
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From the Exhibitor
そこは
名づけたり
分ける必要の ない場所
空っぽでいて 満たされた
善いも 悪いも ない世界
熱くて 冷たい
色や かたちは
あらゆる景色を 予感させながら
飛び交っている
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東洋に由来する書道筆と、流動性を高めたアクリル絵具を用いて、この世界を、文字・記号・絵画などによって文節化される以前のエネルギーの総体としてとらえるべく、制作を行う黒瀬正剛。
2024年頃より、作品は線を中心としたものから、面、領域(Field)とでもいうべき拡がりを見せています。
今展ではそうした「線」から「領域」への移行を感じさせる作品群を発表します。
◾️Work Shop「みる なぞる」 日時:2025年4月20日(日)14:00〜 ※2時間程度 会場:hitotoとその周辺 対象:どなたでも(小学生以下は要保護者同伴) 料金:¥2,500-(小学生以下¥1,500-)※画材代含、冊子付 定員:6名 [予約]予約はHPより わたしたちをとりまく 雨、風、光がつくった かたち。 野外をあるいて 出会ったかたちを じっと ながめてみましょう。 かたちのなかにひそむ 自然のおこないを 紙と筆で なぞりましょう。 みて なぞって この世界に ふれましょう。 ・画材はこちらでご用意いたします。 ・描いたあとの作品をお持ち帰りいただけます。 ・野外を歩くため、歩きやすい服装でお越しください。
黒瀬正剛 Kurose Masataka - instagram 美術家。1978年大阪生まれ。奈良県生駒市在住。1999年、成安造形短期大学 造形芸術学科 イラストレーションクラス卒業。 色彩を帯びた、筆墨に由来する多様な線を用いて、 この世界を、文字・記号・絵画などによって文節化される以前のエネルギーの総体としてとらえるべく、制作を続ける。 2022年、初となる作品集「Dots – Lines」を刊行。 2023年より、古典的な写真技法であるサイアノタイプを用いて、 自分自身の描画行為を被写体とした「Sign」シリーズに取り組んでいる。