12月3日(火) ~
12月9日(月)
彦坂木版工房「HOME MADE CAKE」
日本の伝統工芸「浮世絵」と共に発展してきた木版画の技術を用いて、わたしたちの生活になじみのある食べ物をモチーフに作品を制作する彦坂木版工房のおふたり。作品集『ちゃいろときいろ』や絵本『おすしのえほん へい おまち!』『できあがり』の出版記念展では、数々のおいしそう!な作品を当店でもお披露目してきました。
今回は、なんと10年ぶりとなるオリジナル作品の個展を開催いたします。木版画で描かれるのは、タイトルの通りおうちで作れる身近なお菓子。パウンドケーキやホットケーキ、ドーナツなどなど、彦坂木版工房さんが実際に親子で作ったお菓子たちがモデルになっています。
ゴージャスなお菓子ももちろん素敵ですが、身近なおやつにも、素朴で愛おしいような魅力がありますよね。そんなお菓子が、彦坂木版工房さんの手にかかればどんな作品になるのでしょうか?どきどきしてしまいますね…お菓子作りのきっかけにお子様とお越しいただくのも大歓迎です。
初日と週末はご在廊の予定です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
※当店とのオリジナルグッズも企画中。詳細は追ってお知らせいたします。
コロナ禍で外出規制が続く中、私たち彦坂木版工房はお菓子作りに目覚めました。レシピ本を参考に見よう見まねで作ってみても、なかなか美味しく焼けず苦戦しているところ、昭和産業からフィナンシェが簡単に作れるミックス粉のお仕事が入ってきました。「混ぜて焼くだけで完成」というミックス粉の凄さに改めて気づかされると同時に、フィナンシェミックス以外にも私たちのデザインで展開できたらいいな、という欲求も生まれ、それなら架空のミックス粉のパッケージを作ってみよう!ということで本展示の制作が始まりました。
前置きが長くなりましたが、本展ではパウンドケーキやホットケーキ、ドーナツなど美味しそうな焼き菓子の絵がたくさん並びます。また、友人のベーグル屋さん「TRE FLIP BAGEL&BREADS」にも協力いただき、本展限定のホットケーキミックスも販売を予定しています。
ぜひ遊びにいらしてください。
彦坂木版工房さんより
彦坂木版工房 - instagram 2010年に彦坂有紀(左)と、もりといずみ(右)が始めた木版工房。食品のパッケージや広告、雑貨のイラストなどを幅広く手掛ける。木版の素晴らしさを伝えるため、展示会や木版のワークショップなどを開催。著書に『パン どうぞ』(講談社)や『おもち』(福音館書店)、『どうぶつクッキー』(学研プラス)などの絵本がある。