6月12日(水) ~
6月16日(日)
水野悠祐 木工展
朝は小雨が残る花冷えの一日、宇治池尾の水野工房を訪ねました。
以前の個展に銘木店主が見えており、材木の仕入れに彼がかなり気を入れていると察していました。
各種の材木に囲まれた工房で、今展の制作プランを聞きながら何気なく引出した杉板をじっくり見ていると、美麗な木目を持っていたり、貫禄を感じて取上げた材がずっしり重く、測っていない重さが貫禄と見えたのかと思ったり、愉しい時間でした。
此地池尾は明治期には上喜撰銘の茶として、一世を風靡した宇治茶の生産地で、今は茶畑跡がわずかに残るのみでしたが、チャイの名和氏は名残の茶畝に惹かれていました。
奥深い地なればこそ、幾種もの桜が咲き乱れ、思いがけない山桜の渓景色もあり佳郷でした。
今展も小盤が新しいタイプを加えて各種並びます。
カトラリーもあり小箱類が愉しいです。
美は細部に宿ると言いますが、全てフリーハンドの水野氏の制作姿勢は細部ひと工夫の豊庫です。
※6月15日(土)には名和靖高氏のチャイを裏庭片庇でお楽しみ頂きます。
日 時 | 2024年6月12日(水)~6月16日(日)12:30~17:30 ※会期中無休 |
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場 所 | 川口美術 京都府京都市左京区下鴨宮河町62-23 |
H P | https://kawabi.jp/ |
S N S | |
備 考 | ※予約歓迎[Mail]kawabi.jp@gmail.com 写真/ミニ小盤w25.5cm 壁掛状差 撮影/田中幹人 |