4月17日(水) ~
4月21日(日)
菊池克 第四回 文房具展
国東半島の「陶迦葉」を訪ねたのは、前夜の雪で海は波高く九州の交通が大幅に乱れた正月下旬でした。
半島中央に連なる山裾に並ぶ、住まいと工房、窯場が根を張って繋がっている様に感じました。
菊池氏が早朝に読経をする、ほど近い無住寺を案内してもらい、そこに古代の仏教が今に息づいているのに驚き、国東の奥深さを垣間見た思いです。
朝鮮時代の文人は山野に遊ぶのを好んだと聞きます。
山の清水を汲むとき、酒を飲むとき用にカップを腰に下げていました。
瓢のほか色んな素材のものもあるのだが瓢子杯と呼ばれています。
瓢箪は古来、人の生活に密着し様々に使われ、瓢形も親しまれてきました。
今展写真は水滴六瓢です。
無病(ムビョウ)に通ずとかけた作品です。
各種文具の他、食器類や千手を目指す菩薩手コーナーもあり、いつもながら機知に富んだ作品が並び愉しい文房具展が想えます。
日 時 | 2024年4月17日(水)~4月21日(日)12:30~17:30 ※定休日 月・火曜日 ※予約歓迎 予約は[Mail]kawabi.jp@gmail.com まで |
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場 所 | 川口美術 京都府京都市左京区下鴨宮河町62-23 |
H P | https://kawabi.jp/ |
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備 考 | 写真/六瓢水滴 撮影/伊藤 信 |