3月1日(金) ~
3月14日(木)
はしもとみお巡回展「いきものたちの物語」2024-2025
昨年春、当店書店フロアにて開催したの巡回展『本になったケモノたち』。
はしもとみおさんが「本を開くように動物との思い出もばっと開けたらいいな」という思いから制作を始めた木彫りのレリーフ本のシリーズを中心にご紹介しました。
今回は絵本『トゲトゲ』『おもいででいっぱいになったら』(KISSA BOOKS)の刊行を記念し、その原画や彫刻作品を展示いたします。
ポストカードやマスキングテープ、包装紙などのグッズも盛りだくさんの予定。
トゲトゲやトムくんに、是非会いにいらしてくださいね。
※<はしもとみお作品 抽選販売のご案内>はこちらをご覧ください。
彫刻家 はしもとみおは兵庫県で生まれ育ち、15歳のときに阪神淡路大震災に遭いました。
このことが大きなきっかけとなり、動物たちの生きた証を、彫刻によって残す、彫刻家という道を選びました。
絵本「トゲトゲ」は、はしもとみおが大学生のときに描いた物語です。
大好きな友達が、「うちは、世界のトゲになる!」と言ったことをきっかけに誕生。
ちょうど20年目にあたる2023年、すべての絵を描き下ろし、名久井直子さんの装丁デザインにより新たに制作しました。
きっと誰もが「トゲトゲ」のような部分があって、出逢い、与える、そんなことで癒されていく。
「トゲトゲ」は、子どもはもちろん、大人にも味わってほしい絵本です。
絵本「おもいででいっぱいになったら」は、実話にもとづき描かれました。震災のあと、実家の木にぶら下がるミノムシを見て、神様だと思ったそうです。
数年後に保護した猫のトムくんとの日々を、自分の気持ちと重ね合わせて綴っています。
- はしもとみお - 三重県の古い倉庫にアトリエを構え、動物たちのそのままの姿を木彫りにする。材料はクスノキ。 この世界に生きている、または生きていた動物たちをモデルにし、その子にもう一度出逢えるような彫刻を目指している。全国各地の美術館で個展を開催中。 主な著書に『トゲトゲ』『おもいででいっぱいになったら』(KISSA BOOKS)、『はじめての木彫りどうぶつ手習帖』(雷鳥社)、『はしもとみおの木彫り教室 暮らしによりそうどうぶつたち』(KADOKAWA)、『はしもとみお 猫を彫る』(辰巳出版)などがある。