10月20日(金) ~
11月1日(水)
茶碗展
京都やまほんでは常時、茶道具も多数、取り扱っておりますが、今回は茶碗を中心に展示致します。
茶碗は、茶席において客が茶を直接的に飲む道具であることから、特に重要な茶道具として貴ばれてきました。粉末状にした茶葉に湯を注いで飲む抹点茶(抹茶)は、北宋時代に中国で始まった喫茶法です。鎌倉時代初期に、留学した僧侶や日本へ渡来した商人などによって、抹茶が日本に入るとともに、天目や青磁など中国製の唐物茶碗がもたらされました。室町時代後期になり「侘び茶」が流行し、朝鮮半島製の高麗茶碗も用いられるようになりました。桃山時代には、千利休の好みを反映した楽茶碗が作られ、以降江戸時代にかけて日本各地の窯で和物茶碗が作られるようになりました。こうして時代により新たな新たな茶道具が生み出され、その文化は現在も続いています。
本展ではやまほんで常設作家の茶碗を多数、展示します。どうぞご覧ください。