7月15日(土) ~
8月13日(日)
Adama C.Turay 個展 “Mother spends time eaten by children”
美しい夢と悪夢の境目で、母子の愛の絆、そしてそれに対する飽くなき渇望を提示する Adamaの絵は、動物の母親が子を守る時の思いやりや威嚇を彷彿とさせる。しかし今回 の場合は、母の方が子に喰われる脅威にさらされている。それは、人間の子育ての本質と 言えるのではないだろうか。流動的で豊かな線を主として、様々な輪郭、乱れた落書きの ような線、そして大胆な形や装飾的な柄が組み合わさったAdamaの作品は、まさに drawingとpaintingの架け橋のような存在だ。それらの作品は、母性を与える母と与えら れる子といった家族の人生を表現し、母親の身体は子との絆を育み遊ぶ場として存在して いて、子を取り込んでしまいそうな雰囲気さえ感じる。
Mequitta Ahuja(画家・フェミニスト)
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「母は子に時間を食われる」ではなく、「母は子に食われる時間を過ごす」なのだ。そのおおらかなニュアンスと肌感覚が、保護者であり絵描きであるこのアーティストを体現している。家族の肉体と時間が作家自身を侵食して祝福されたクリーチャーとなる。シオラレオネ人の夫を持ち2児の母となったAdama C.Turayは、アフリカンネームを名乗る日本人の画家である。本展は実に9年ぶりとなるyolchaでの個展となる。
gallery yolcha イルボン
Adama C.Turay
1975年和歌山県生まれ、1988年大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業。
「絵はその絵描きの愉しみであり、また、束縛するものでもある」
人間について探求することをテーマとし、制作活動を行う。
日 時 | 2023年7月15日(土)~8月13日(日)13:00~19:00(日曜日 12:00~19:00) ※定休日 火・水・木曜日(8/11(金・祝)臨時休業) |
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場 所 | gallery yolcha 大阪府大阪市北区豊崎1-1-14 |
H P | https://yolcha.jimdofree.com/ |
S N S | |
備 考 | 入場料:yolcha運賃制(¥300で乗車券を購入/同額分ドリンクに利用可) ※詳しくはこちらをご覧ください。 |