最近は「頑張る」という言葉に関して、以前より賛否両論を聞くようになったような気がします。ぼくももちろん使いますけど、実際には頑張ってないです(笑)。個人的には農場の運営で頑張るという言葉は当てはまらないような気がします。とても短期的なものに取り組む場合、たとえばお腹いっぱいなのに美味しいから最後まで食べるぞー!みたいな時は、自信を持って頑張っていると言えるのですが。

 

目先の金銭的な事のために事業をしたいのなら、農場なんてやってられません。ぼくの農場だけでなく、多くの業種でも同じで、目先のお金のために取り組んでいるのではない事業主さんが周りにおられます。事業を継続することは本当に大変なことですが、頑張るものではありません。実は頑張ると生き残れません。

たとえば、休まず営業することは心身ともに疲れ果てます。客観的に消費者の視点で見ると、苦しいのかな、上手くいってないのかな、とマイナスイメージにもなりかねません。逆にお店を閉めてゆっくり休暇をとるような余裕を見せた方がプラスのイメージにも取れたりするものです。

 

木

じゃ何なの?というと、「忍耐」ではないかと思います。動じないこと、軸がぶれないこと。先を見据えているのなら自分のスタンスを貫かなければなりません。修正はするものの、何があっても図太い柱を持ち続けなければなりません。何の保証もないのですから不安もあります。でも迷った時は直感を信ずるべし。

直感を研ぎ澄ませるには、日常の過ごし方ってとても大切ですよね。皆さんは、その感覚を取り戻すためにライフスタイルを見直そうと思うときはないでしょうか?ひと呼吸置いて見つめてみると、世界はすこし違って見えてきます。スピリチュアルで直感的、正直でシンプルなもの。余裕があり、自由で美しくあること。自身の存在感を保ち、楽しむこと、愛すること・・・誰にでも手に入れられるもののはずです。決して頑張って手に入れるものではないのです。

 

そんなことを少し頭の片隅に入れて、過ごしてみてはいかがでしょうか?

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