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ギャラリー・工房
森田 春菜
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日々さまざまなモノに囲まれ、そのかたちを目にし、過ごす中で、そもそも、そのものが生まれるに至った経緯を想う事があります。
表れたひとつひとつのかたちや仕組みに内包されている ことがら。そのモノが生まれた理由、ありよう への問いかけをしていくことが、じぶんがモノをつくるという事の動機となり、繋がりはじめます。
ものの奥底に潜んでいること、その先へ想像を巡らせ、深く進んでいくにつれ、つくる、ということの 源 の風景が現れてくるような感覚になります。
つくるヒト、モノ、それらを取り囲む環境のなかで、行われていた行為。こころの動機が手を伝い降りてくる、動機と行為が密接にあるところ。その風景は、今、モノに対し、手を動かし、形作ろうとする現時点での自分自身と重なっていきます。
いまいちど、作り出そうとすること。その行為への問いかけ、やりとりであり、その痕跡としてモノは生まれ、在ります。
モノをつくる時は、陶 を用います。陶は、自らの手で直接的にそのものに触れ、つくる行為を伝えることができる素材です。それは、私自身の モノをつくる 動機に繋がり、行為を強く実感させてくれます。
そしてまた、素材自身が表す在り様が、わたしのモノを作る動機の姿に返っていき、伝えることができるものです。
– 森田春菜 profile –
1981年生まれ
2004年多摩美術大学美術学部工芸科陶プログラムを卒業。
日常の仕事と並行し、作品制作、発表活動を行う。
東京都在住
HP | http://www.monooto.blogspot.com |
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morikoma.h@gmail.com |