2月5日(水) ~
2月16日(日)
韓国骨董一品展
朝鮮家具の一種「カッケスリ」をご紹介します。類品の少ない家具で、初めて目にされる方もあるかと思います。木目鮮やかな欅を磨き上げて作られています。金具の黄銅も経年の貫禄でよく調和しています。観音開きの中は五つの引出しがあり重要書類、貴重品を収納したものと思われます。大切なものがお金でなかった人達を想います。
「カッケスリ」の語は手元の朝鮮語辞典に見当たりませんが、柳宗悦氏が何かの本に日本の船箪笥の一種、懸硯(カケスズリ)の訛った語だと説かれて居ります。類品が韓国の大学博物館図録に「갑게수리」として掲載されて居り、それは全面に螺鈿が施され、いかにも豪華なものです。
この機に「引出し構造」にちなみ、朝鮮家具の中で引出しの多いものを並べてみたいと思います。
日 時 | 2025年2月5日(水)〜2月16日(日)12:30~17:30 ※会期中無休 |
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場 所 | 川口美術 京都府京都市左京区下鴨宮河町62-23 |
H P | https://kawabi.jp/ |
S N S | |
備 考 | 写真/カッケスリ W48.5×D38×H38cm 撮影/バウプラス 久保田康夫 |