山羊たち山羊と言えば、春は出産の季節と言われます。実際には1年中いつでも出産期という種類の山羊と、12月から5月くらいまでが出産期の乳用種の山羊がいますので、ルーラルカプリ農場では年中仔山羊がいますが、やはりこれからの季節はたくさんの子宝に恵まれる時期です。例年だと12月頃からのはずですが、今季はまだ出産が始まらず、待ち構えているところです。なかなか思うように行かないのが自然相手というか生き物相手ですね。そんな中、先日4つ子ちゃんが生まれました。山羊は普通2頭産みますので、とても珍しいです。そして4つ子の場合ほとんど育たないことも多いのですが、今のところ順調に育っています。山羊を育てていて思うのは、彼女らは幸せなのかどうかということ。実際には十分幸せなのではないかと思います。山羊達には特に情報や理想などなく、いつもの繰り返しに疑問を持たず暮らしているからです。何かと比較するということがほとんどありません。

 

山羊のように生きることもできますが、何かと他人と比較するのが人間です。夢はあっても、自分を見失ったり、ストレスに負けそうになったり。そんなとき、どうしたらいいのでしょうか? ぼくの場合、山羊牧場を始める! と決めたとき、多くのことを捨てました。後戻りも出来ません。その中で自分らしくやってきました。母親にも、友人にも、相談しませんでした。その頃妻は生きていて、彼女が理解してくれたことだけは本当に助かりましたが。失敗も多く、だれかに話すときはだいたい事後報告となり、怒られるどころか言えないままのことも多々ありました。「人並み」という価値観は、もうぼくにはありません。でもそれが自分らしく生きるということ、自由に見えるのは、たくさんの自由を捨てたからでした。ぼくの周囲をみても、自分の人生をいきいきと楽しんでいるように見える人ほど、多くを捨てているように感じます。

 

年末に1人の女性がルーラルカプリ農場で働きたいと訪ねて来ました。うちではすでに4月から内定している子がいますので、彼女の就職先探しとスタッフの勉強のため、一緒にある牧場に出掛けてきました。農場で働くという覚悟をもって訪ねてきてくれたであろう彼女。これも縁です。何かをきっかけにして人生突き抜けてもらいたいと感じました。行った先では、心から歓迎してくれて、研修生としての機会を与えてくれる約束までもらいました。チャンスであると同時に、他の選択肢や多くの自由な時間を失う覚悟も必要となります。彼女にとって、それは幸せなのかどうか? あとは自分次第です!

 

 

 

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