中内渚展「アート・トリップ Barcelona,Tokyo,etc.」

中内渚は世界を旅する作家だ。
旅先で心に触れたものを100年程前の古書の上に描き留める。
本展では、バルセロナでの煌めく日々をはじめ、様々な旅を描いた作品を発表する。
溢れる花々、街の明るさ、爽やかさ。幸せがいっぱいに充満した絵になったのは、きっとバルセロナの朗らかさが染み渡っているからだと中内は言う。
今回、東京都内の日常風景からアートを見つけ歩いた旅の“絵本仕立て作品（絵：中内渚　文：菊池麻衣子）”も初公開する。
中内渚の鮮やかな色彩のなかで、輝く旅の日々がよみがえる。

中内渚 Nagisa Nakauchi
画家／旅行記作家
1979年生まれ。数十年～100年前の古書に描く画家。
幼少期アルゼンチンに育ち、異国世界の魅力に開眼。海外体験を通し独学でスケッチを始める。東京外語大スペイン語学科卒。
2008年には、ピラミドン現代アートセンター（バルセロナ）に招待アーティストとして招かれ滞在、制作に取り組む。
パラグアイでの個展を皮切りに、新宿伊勢丹本店アートギャラリー、子供博物館国立ギャラリー（コスタリカ）、在日スペイン大使館、Ivy Brown Gallery （ニューヨーク）、LOEWE銀座本店、セルバンテス文化センター東京等にて個展。
2022年度より教科書「高校美術」（日本文教出版株式会社）にて多数掲載。
著書に「スケッチで旅するスペイン」（エディマン）他。