8月19日(金) ~
9月4日(日)
IKKI KOBAYASHI Exhibition「Play Time」
この度、dessinにて小林一毅の展覧会を開催いたします。
グラフィックデザイナー・小林一毅の巡回展「Play Time」を、2022年7月16日(土)より金沢市のTORIにてスタートします。
同展は、小林氏の新たな立体表現への取り組みから生まれた玩具を中心とした展覧会となり、金沢・大阪・東京の3箇所を巡回いたします。
2020年に子どもが産まれ、生活を取り巻く環境が大きく変化した小林。
子どもと過ごす生活を充実させることを最優先に掲げ、仕事を組み立て、自身の趣味や自主的な制作を子どもと共有できるものにすることから、生活と仕事の両立の可能性、日常と仕事の相関性について模索しています。
小林の仕事は紙媒体を中心としたグラフィックデザインであり、その多くは作図や作字を伴う造形的な営みです。
アントニオ・ヴィタリやエンツォ・マーリが作る玩具を資料として観察し、また子どもと共に遊んでいるうちに、自身が作っている平面的な造形を立体に起こして見たらどのような視覚情報が生まれるか、あるいは初めて手で撫でられる造形になった時の感覚を確かめたいという想いが芽生えました。
本展は、家族との日常生活のなかで生まれたアイデアを起点とした玩具を中心とする展覧会です。
形や色彩、素材や塗装の仕様についても追求した玩具には、造形の担い手としての理想を常に追いかけていきたいという小林の思いが込められています。 空間構成はスタイリストの竹内優介氏にご協力いただき、子どもの視点と大人の視点を組み合わせ、かつ名作の玩具とあわせてスタイリングすることから新しい玩具表現の可能性の表現を試みます。
どうぞ無垢な気持ちで、玩具と触れ合ってください。
小林一毅 IKKI KOBAYASHI 1992年滋賀県彦根市生まれ。 2015年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。 資生堂クリエイティブ本部を経て19年独立。 東京TDC賞、JAGDA新人賞、日本パッケージデザイン大賞銀賞、Pentawards Silver受賞。