井関喜代 水彩画展

四季の移ろいに感動し、色彩を心の中で描く。それは即ち齢（よわい）を重ね深めてゆく事です。齢を重ねると、振り返って過去のことばかり考えている自分に気づかされます。

今回、その気持ちを生かして、遠い記憶の「抽き出し」を少し開けて、記憶の欠片に彩色し、捨てがたい郷愁を背にすれば、一歩前進出来そうな気がしました。子供時代の郷愁から始まり、日常の彩りを経て、一歩前進をテーマに二人展に至りました。推拙ではありますが、「今迄とちょっと違う」と感じていただければ嬉しいです。

井関喜代 
1944 愛媛県宇和島市生まれ
1963 県立宇和島南高校卒業
1995 宇和島税務署退職
1997 水彩画と出会う
2015 日本水彩展初出品 入線 以後連年

個展・グループ展
2002 初個展 gallery café anz
2010 ギャラリーカフェ あ×う
2011 べにばら画廊
2021〜22  畦地梅太郎記念美術館
2018〜  NPO法人ひだまり工房常設展（鬼北町）
その他、個展・グループ展