10月11日(土) ~
10月21日(火)
黒畑日佐代 展
3年前に初めて展示をさせていただいた時、黒畑さんの楽焼の作品に対して、私が抱いている想いを書かせていただきました。小さな灯油窯から生まれた作品が、ささやかな日常に大きな喜びーつまり大きな世界を持たらす、そんなことを書きたかったのだと思います。
楽焼は窯から出して急冷する際に入る貫入が特徴的で、この時期は特に季節的な温度湿度の変化から、釉薬の色の出方も違うそうです。偶然性に委ねた絵画的な貫入も面白く、その世界観がギュッと詰め込まれた豆皿など、小さければ小さいほど贅沢に感じます。
今回は日々の汁ものには欠かせない、さまざまなサイズ、かたちのボウルを多めにお願いしました。微妙に高台があるだけで大きく違う気がしますが、黒畑さん曰く、高台だと思わずに付けているとのこと。有るようで無く、無いようで有るかたち、そんな見えない造形が器という姿で日常に溶け込んでいることが、相変わらず素敵だと思うのです。
黒畑日佐代 KUROHATA Hisayo - instagaram 1979年 富山県生まれ 1999年 能登島ガラス工房吹きガラス1年コース修了 2001年 岐阜県立多治見工業高等学校陶磁科学芸術科卒業 2007年 福岡県うきは市に開窯
日 時 | 2025年10月11日(土)〜10月21日(火)12:00~18:00 ※会期中無休 ※作家在廊日 10/11(土) |
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場 所 | Kit 京都府京都市上京区一町目853-2 |
H P | https://kit-s.info/ |
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備 考 | ※詳しくはこちらをご覧ください。 |