5月17日(土) ~
6月1日(日)
彫金作家 谷内亮太 展示会「時空の欠片と渡鳥展」
時空の狭間を渡りゆく鳥の群れ。
その翼は、風にまぎれて物語の扉をひらく。
行く先々で出会うのは、
薄明かりの森をすり抜けるキツネ、
遥かな昔から眠りを覚ましたような古代魚、
草むらの影からこちらを見つめるうさぎ──
どこか懐かしくも、まだ見ぬ世界。
時空の綻びからそっとこぼれた物語のかけら。
鳥はそれらを胸に、旅を続けていきます。
谷内亮太の手によって紡がれる、真鍮の鏡やジュエリー、
そして空間にそっと吊るされた時空の欠片と渡鳥が
静かに語りかけてきます。
小さな旅をするように、ひとつひとつの作品と
出逢っていただけたら嬉しいです。
谷内亮太 彫金作家 「北白川ちせ」店主 1978年京都府に生まれる。2002年京都精華大学、2005年京都市立芸術大学大学院にて陶芸を学び卒業。 その後ジュエリーを作り販売を始める。2007年に京都市左京区にて手仕事のお店「北白川ちせ」を開店。 2012 年から鷲尾健治氏から彫金の専門技術を学ぶ。現在はお店を経営しながら全国でフェアなどに出展や、お店やギャラリーで個展や受注会を開催している。