ダイモンナオ展「記憶のかけら」

ダイモンナオは自身が運営する京都の町屋空間『草と本』にて「お絵描き会」を主宰している。

参加者には物をよく見て上手く描くのではなく、頭の中に浮かんできた色や形をそのまま紙にのせ想定外の作品が仕上がる面白さを味わってもらうという。
そうしたなかで、作家自身の表現においても、自分の内に生まれてくるイメージをより自然に任せて描くようになった。

本展でも形の連なりや色彩の響きを思いつくまま遊ぶように自由にのびやかに描いている。
ダイモンナオの「記憶のかけら」は純度を保ちながら紙の上で心地よく繋がっていく。

ダイモンナオ Daimon Nao -instagram
高知県生まれ、京都市在住。
2008年よりイラストレーターとして活動を始める。
書籍、雑誌、web、パッケージ、タイポグラフィ等へ作品を提供。
2020年より京都の町家でアトリエ兼宿泊施設兼
レンタルスペース『草と本』を運営しながら制作活動中。

［主なクライアント］
アノニマ・スタジオ、うめぞのcafe&gallery、角川春樹事務所、河出書房新社、京阪神エルマガジン社、幻冬社、主婦と生活社、昭文社、土佐清水市、はっぴーバウム(ハッピー農産)、蕪村菴、水戸芸術館ほか

［受賞歴等］
2008年 イラストノート第8回「ノート展」入選 誠文堂新光社
2009年 イラストノート第9回「ノート展」入選 誠文堂新光社
2010年「PONTOON」装画コンペvol.5 大賞を受賞 幻冬舎
2012年 ザ・チョイス第184回（藤本やすしさん） 準入選 玄光社
2014年 ボローニャ国際絵本原画展 入賞
2018年 TIS公募 入選