「これからも、ずっと。」～大切に長く使いたいものを～

ろばの家をはじめて10年、さまざまなものとの出会いがありました。
作り手の方のお人柄に触れ、そのものが作られた背景や思いを知ることでができたことは、今のわたしたちの宝物となっています。
今では毎日の暮らしに欠かすことのできない相棒のような存在となったものや、クリスマスにはこれ、お正月にはこれと季節ごとに家族の記憶に刻まれていくようなもの。
その出会いのひとつひとつが、大切な思い出です。
漆のうつわもそのひとつ。
お手入れが大変そうと思われがちですが、使ってみると案外扱いは楽で軽くて丈夫、優れた点ばかり。
使えば使うほど艶も愛着も増し、万が一壊れても修理がきく。まさに一生ものです。
新たにはじまる一年を前に、この先ずっと長く愛用できるものを選びたい。
そして何より、心から気に入って使えるものを。
この先ずっと、一緒にいられるパートナーを見つけていただけますように。
素敵な出会いが沢山詰まった展示になればと思います。

- 参加作家（敬称略） -
臼杵春芳 / 大江憲一 / 小林慎二 / 船串篤司 ほか