10月5日(土) ~
10月14日(月)
長野史子展
繊細で軽やかで、やわらかな雰囲気。
彫刻的なカタマリ感の圧倒的な存在感。
長野史子さんはガラスという素材の魅力を、あらゆる方面から引き出してより輝かせ、こんなにも表情豊かなものだったのかとあらためて気づかせてくれます。
雪や氷、水面を連想させる作品は、その魅力的な質感や風情に、そっと触ってみたくなります。
月のイメージの作品は、手元に月を置いて愛でることができる喜びを感じさせます。
長野さんは吹きガラスと、粉状のガラスを窯に入れて溶解して成形するキルンワークと、両方の技法で作品を制作しています。
制作の過程での新たな発見、興味、ときめきをさらにつきつめて発展させているので、いつも瑞々しい、驚きの作品を生みだしているのです。
器。オブジェ。そうと区別するのがもどかしくなる魅力的な作品たち。
花入れや壁掛け作品も是非ご覧いただきたいと思います。