秦泉寺由子の蚤の市

国内外で長年活躍するキルト作家・秦泉寺由子さんの展覧会が始まります。
三年ぶりの今回は「秦泉寺由子の蚤の市」とあるように、秦泉寺さんの作品に加えて、
50年に渡りカナダやヨーロッパなど世界各地で滞在時に集めたコレクションを展示販売します。
織のベットカバー、100年前の白のキルト、マット、東南アジアの古布、アンティークの焼き物、
海底の壺、人形、ビーズバッグ、キルトに関する書籍など、いずれも今では手に入らない貴重なモノばかりです。
またゲスト作家として写真家で近年は煤竹を使用した工芸作品で知られる喜多章さんをお迎えします。
八月…中庭から時折通り抜ける風が心地よい季節に、galleryサラで「蚤の市」をお楽しみください。
—gallery サラ　塚原令子

- YOSHIKO JINZENJI　秦泉寺由子 -
1965年 京都女子大学卒業／1968年～80年　北米滞在
1991年 インドネシア・バリ島に｢スタジオ・ジンゼンジ ｰ Grass House｣を設立
1994年 ｢現代の道具展｣出展を機に、白色を探求し、「竹染め」を見つける
2005年 ｢秦泉寺由子のキルトの世界｣（倉敷民藝館）
2007年 ｢秦泉寺由子 in Kouchi 特別展 ｰキルトの世界 植物の神彩ｰ｣（牧野富太郎記念館/高知県立牧野植物園）
2010年 滋賀県比叡平にて食に向き合うべく構想した｢キッチンハウス ジンゼンジ｣を設立　他個展、グループ展、出版多数
パブリックコレクション Spencer Museum of Art （Kansas, USA） Museum of Art and Design（New York, USA）
The Victoria and Albert Museum（London, U.K.） など

- guest AKIRA KITA　喜多 章 -
写真家/煤竹細工人
1949年京都市生まれ
1980年よりフリーランスの写真家として活動
1989年作品「群れ」で平凡社太陽賞受賞
日本写真家協会会員 また、十数年前から煤竹細工を始める
煤竹展を山梨・京都・大阪・神戸・西宮・高松・彦根・能勢で開催