4月5日(金) ~
4月13日(土)
遠見和之漉き紙展
藍や柿渋、栗の毬などの草木を塗り重ねた染め紙、キラキラ煌めく赤土を入れた紙、杉やキハダ、紅葉、また桜貝をそれぞれ漉き込んだ能登の自然を感じる紙など。
さらには楮と糸での透かしがモダンなスクリーンや流木を用いた和紙の灯り。
どれもが自由な発想から展開するオリジナリティー溢れた作品です。
漉き紙を生業とする家に生まれ、紙舗「直」の坂本直昭氏に師事した作家は、祖父、母、からの3代目として、故郷の輪島市で漉き紙の可能性と新しい展開を追求しながら、創作活動を行っています。
近年、和紙の効果は見直され、壁紙として、衣類としてなど、様々な分野で活用されています。
作家の漉き紙も壁紙として、商業店舗から個人宅まで使用されています。
今回の地震で被災してしまいましたが、なんとか作品展ができることになり、大変嬉しく思います。
能登のかけがえのない晴らしい自然を映す作品を、是非ご覧ください。
美しい能登の一日も早い復興を祈っております。