秋元机 展「Wander Woman」

秋元机は抽象と具象を横断しながら多様な切り口で表現を探求してきた。
安定した作風をみつけたい気持ちと、自己模倣を避け、常にちがうことをしたい気持ちの両極がいつもあり、力強くありたいと思いながらも、あれこれ考え寄り道し、さまよいながら描いている。
「このモチーフでいいのだろうか？」
「下手な絵だと笑われないだろうか？」
正しいかどうかは分からない。

秋元机が描く『Wander Woman』もまた考えることを諦めない。
「これはほんとうにわたしのドーナツだろうか？」
さまよい迷いながらも進む、スーパーではないヒロイン。
だから、“Wonder”ではなく“Wander” Woman。

- 秋元 机　 Tsukue Akimoto（DESK） -
イラストレーション、マンガ、アートの分野にこだわらずに制作。
近年は抽象と具象の中間の表現を模索している。
Tokyo Illustrators Society会員。
2013年から漫画「大きいほうと小さいほう」を「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載。