令和4年度企画展Ⅰ「伝えたい情景～木版画家・山岸主計と現代作家たち～」

大正期から昭和にかけて活躍した藤沢ゆかりの木版画家、山岸主計（1891-1984）は、絵や図案を木版彫刻する” 彫師” として仕事を始め、やがて自分で描いた絵を自分で彫り、摺る “創作木版画家”として制作活動を行いました。

本展は2019 年新規寄贈作品を中心に、彫師として携わった作品を前期、創作木版画作品を後期で紹介します。
また、2 人の現代作家による展示を同時に開催します。

内田亜里（1978-）は、土地を取材しその土俗性や気配を感じさせる写真作品を古典技法を用いて手掛け、田中唯子（1991-）は、世界情勢を反映したニュースや日常風景を切り取った画像などを元に一点物の版画作品を制作しています。

異なる時代を生きる3 人の作家たちがとらえた「伝えたい情景」から、彼らを突き動かしてやまない創作への情熱を感じ取っていただければ幸いです。

- アーティスト -
山岸主計 / 内田亜里 / 田中唯子

■会期中、学芸員による展示解説やアーティストトークなどを開催します。

■参加アーティストによるワークショップ開催！

　シルクスクリーンで石膏作品を作ろう！
　開催日時：2022年7月16日（土）10:30～　1時間半程度
　内　　容：シルクスクリーンの版を作り、その型を使って、石膏作品を作ります。
　　　　　　時間が経つことで、色や形の変化を感じる作品が出来上がります。
　講　　師：田中唯子（たなか・あいこ、企画展Ⅰ参加アーティスト）
　定　　員：10名
　対　　象：小学3年生以上
　参 加 費：1000円（材料費）
　会　　場：藤沢市アートスペース　ワークショップルーム
　持 ち 物：汚れてもよい服装、持ち帰り用の袋（A4サイズ程度が入る袋）

　サイアノタイプクッキング　調味料を使ったサイアノタイプで植物写真を作ってみよう！
　開催日時：2022年7月16日（土）13:30～　1時間半程度
　内　　容：サイアノタイプ（青写真）に塩やレモン汁、ターメリックや重曹など家庭にある物を使って
　　　　　　化学変化を起こし、主に、植物を使った様々な色調の変化のある植物写真を作ります。　　　
　講　　師：内田亜里（うちだ・あり、企画展Ⅰ参加アーティスト）
　定　　員：10名
　対　　象：小学3年生以上（小学生は保護者同伴）
　参 加 費：1000円（材料費）
　会　　場：藤沢市アートスペース　ワークショップルーム
　持 ち 物：汚れてもよい服装もしくはエプロン、植物や型紙（写真にしたいものがあれば）
　　　　　　持ち帰り用の袋、タオル