赤木 仁「洪水の前」展

Galerie LIBRAIRIE6/シス書店では第109回企画として、赤木 仁「洪水の前」展を2023年9月2日（土）〜 9月24日（日) まで開催いたします。
アンドレ・カイヤット監督映画「洪水の前」(1954)にインスピレーションを受けて90年代より制作を続けるシリーズの新作展。
赤木仁の代名詞的な作品とも言える「あたまいっぱいの鹿」の多頭鹿たちも同作品の中に新たに登場し、赤木の描く複数の独立した世界に関連性が垣間見える。

本展ではキャンバス作品に加え、ミニアチュールなど新作約25点をご紹介いたします。

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洪水の前には風がふく／それと知って逃げるもよし／とどまって塩の柱になるもよし／
僕は十つ頭のバンビと過ごしたい。
赤木仁

赤木仁 – Zin Akaki –
1957年石川県生まれ。
画家 / 金子國義に師事し1988年に独立。
展覧会を中心にフリーランスでエディトリアルの仕事に携わる。
またコシミハルのADなどを経て、文章など様々な表現方法で作品を発表し、1993年の初個展「箱」以来、10才までの銅山跡での体験を神話化した作品を描き続ける。2000年には美術出版社より画家による第一作品集『洪水の前』を刊行、2007年にはリトルモアより『AZUCHI あたまいっぱいの鹿』を刊行し出版記念展を開催。
2018年には、チャコット株式会社による特別公演フォリー・バレリーヌ「秘密の旅」〈芸術・音楽監督／コシミハル〉のポスターに赤木の作品が起用される。