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6月3日(土) ~

6月18日(日)

森本仁 個展「景」

GALLERY crossing 森本仁 個展「景」

GALLERY crossingでは、2023年6月3日(土)~18日(日)の会期にて、陶芸家・森本仁の個展「景」を開催いたします。
森本は、六古窯の一翼「備前焼」を自らのルーツに持つ陶芸家。
これまで取り組んできた作品は食器や花器を主とし、その表現方法は伝統的な窯変が特徴の「BIZEN」を中心に、備前土を灯油窯で焼成することでモダンに昇華し、美しいシルエットを抽出した独自のシリーズ「SHIRHANA(白花)」にも定評を得ています。
本展では、BIZENの花器、茶碗などと共に、2022-23年に制作した新作、自身初の発表となる陶による彫刻作品「景」シリーズを展覧致します。

伝統的な備前焼の窯元という出自を持ち、大学で彫刻を学んだ森本が近年取り組んできた、空間、光、影、そこに存在する”関係”への彫刻的考察。
「伝統的な手法を根本に陶器と彫刻の境界を超えた自由なものとはどういうものか、用途を超えて空間そのものへアプローチする」という、彼の陶表現への新たな試みを「景」シリーズの中で提示します。
うつわの点景的視点から、空間の陰影そのもの ー 景 への視点へ。
どうぞご高覧いただけましたら幸いです。

GALLERY crossing 黒元実紗

私の作品の中心となる備前焼は日本の伝統的な六古窯と言われる産地の1つです。
窯業地で生まれ陶芸家の父を持つ出自から、土の持つ魅力を引き出し次世代に繋ぐことは必然と考えています。
大学で彫刻を学び、美濃での修行を経たことで、備前焼という枠の外から見た時、伝統があるがゆえの不自由さを感じる一方、備前土という素材を用いることは潜在的な大きな可能性を持つという確信が持てました。
プリミティブな造形や異素材の物、例えば弥生土器の優美なラインや内側から感じる空気感、表面のマチエールに、また根来漆器や千利休の竹花生などに現代性を強く感じます。
それらのエッセンスを取り入れ、最も原始的な焼き締めという手法で表現することが自身の制作の主題です。
自然環境と日々の生活を土台にして、伝統工芸としての備前焼を彫刻的な視点から現代の生活空間でどう生かすことができるのかを探求していきたいと思います。

森本仁

森本仁 陶芸家
1976年岡山県備前市生まれ。
1999年東京造形大学彫刻科卒業後、美濃・豊場惺也氏に師事。
2003年備前市にて制作を始める。
2011年~各地にて個展、グループ展に参加
日 時2023年6月3日(土)~6月18日(日)13:00〜18:00(最終日 〜17:00まで)
※休廊日 木曜日
※作家在廊日 6/3(土)・4(日)
2日間は作家・森本仁が在廊にて、皆様をお迎えいたします。どうぞこの機会に作品について直接お話しいただければ幸いです。
場 所Gallery crossing 岐阜県美濃加茂市太田本町2-3-22
H Phttps://crossing.gallery
S N S
備 考※詳しくはこちらをご覧ください。

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