浜野まゆみ展

浜野まゆみさんは武蔵野美術大学で日本画を学び、その後実用のものに描きたいと、佐賀県立有田窯業大学校に進みました。
関東で独立後、古い伊万里に深く魅せられ、当時の材料に近いものを使って作陶したいと唐津の地に転居しました。
当時の原料と同じ、泉山陶石を採取して自ら土作りをしています。
そして17世紀半ばから後半にかけて作られていた糸切成形という技法を再現し、小皿や向付などを制作しています。
口縁や高台など細部まで丁寧に手をかけた形は、手にとるのも嬉しい一品です。
その形に施されるはんなりとした絵付がまた美しい！
ハレの日にも普段にも是非お使いいただきたいと思います。