4月29日(土) ~
5月14日(日)
加地学 船串篤司 二人展「新天地」
三年ぶりの二人展。
偶然にも二人揃って昨年工房を引っ越し、新たな環境で作陶を始めました。
窯の移築を含め、長年慣れ親しんだ作業場の移動は、想像以上に大きなエネルギーを要することだったと想像します。
そんな二人に投げかけてみました。
「工房を移るにあたり、きっと昔の作品を思い出したり古いものを整理したりしたはずです。これからの自分のあり方、新天地での新たな表現。そんなことを意識して作品と向き合っていただけたら、と夢想しています。…壮大すぎるでしょうか?」と。
加地さんからはすぐにお返事がきました。
「自分とは何か?自分って有るのか?私は一人三浦教として三浦じゅん先生の教えを笑い楽しんでいます。『自分無くしの旅』という経典があるのです」と。
船串さんは「僕も最近自分ってなんだろうって考えます」と言うので一緒に三浦じゅんさんの名言集を調べました。
壮大なタイトルはお飾り程度に笑っていただくとして、気持ちのよい新しい工房で生まれた、
二人の今の等身大の作品を楽しんでいただけたらと思います。