3月25日(土) ~
3月28日(火)
秩父太織 二人展
秩父太織職人のお二人による展示会としては8年ぶりの開催です。
前回地元では初となった個展の開催当時、秩父の絹織物については業界の規模縮小や職人の減少もあり地元住民でさえも知る方が少なくなっておりました。
2013年末国の伝統工芸品と指定された 「秩父銘仙」 の源流である 「秩父太織」。
製糸から整理までの全工程を手掛ける染織職人として日本全国でも珍しく、また 「秩父太織」の唯一の作り手である北村久美子さん、和田壽子さんについて改めてご紹介し、地元の方をはじめ多くの方々にも理解を深めていただく機会となりました。
その後も、全工程が手仕事で丁寧に織り上げられた秩父太織は、無撚糸から成る生地ならではの風合い等から根強い支持者の方々に愛されております。
また、タオルや洋服の生地としての採用などと需要が高まり今後の新しい動きにも目が離せません。
今回の展示も8年前と同様、日常の生活において直接肌に触れるマフラーやストールで、秩父太織ならではの生地の滑らかな心地よさを味わっていただけます。
身に纏う巻物の類の他、市場には流通していない絹素材、絹真綿やきびそ糸(*)など材料の販売、その素材を使った手織ワークショップも行います。
本来、職人のお二人は生地生産が主流のため年間の小物生産量には限りがあり、今回の展示会は小物製品を一堂に見ることができる希少な機会です。
出会いと別れのこの季節特別な思い出や記憶になる逸品たちに実際に触れていただけましたら幸いです。
*蚕が曲を作るときに最初に吐き出す希少な糸
- 北村久美子 - 継承者という立場に驕ることなく時代に必要とされるものづくりを目指しています。 1993年秩父市無形文化財秩父太織生産技術保持者・石塚賢一氏に師事 2015年Handweaver Magnetic Pole創業 2019年合同会社 Handweaver Magnetic Pole 設立 1992年就職活動中、銀座松屋で開催していた石塚賢一作品展にて初めて秩父太織を知りました。 同時に触りたいという衝動に駆られる布に初めて出会いました。 以来師匠作秩父太織の風合いを目標に技術向上に邁進しています。
- 和田壽子 - 父(*)の作った真綿マフラーの感触が良くて私もこのマフラーを作りたいと2006年機織りを始める。 2008年より全国伝統的工芸品展公募展に出展し毎年入選 2017年日本民藝館新作公募展 入選 *秩父市無形文化財秩父太織生産技術保持者 石塚賢一氏
■NIPPON きびそ×ORICCO ワークショップ "杉の葉柄の 「きびそ」 のしきもの” 秩父生まれの卓上織り機 ORICCO(*)を使い、 国産きびそで杉綾柄 [ヘリンボーン]の布を織ります。 日本の自然をモチーフにした柄や素材と道具、きびそ独特の光沢をお楽しみください。 3/27(月) 13:30〜15:30 費用:4,500円(学生 3,500円)材料やオーガニックティー込み 講師:足立由美子 / モクモクキカク おもちゃコンサルタント 木育インストラクター ORICCO…北村久美子氏とツグミ工芸舎(木工制作)で開発した卓上織機。 持ち運び容易なコンパクトサイズでありながら織り機の基本から複雑で高度な技術(図案組成)まで実践可能。
日 時 | 2023年3月25日(土)~3月28日(火)11:00~19:00 |
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場 所 | ツグミ工芸舎百果店 ひぐらしストア 埼玉県秩父市番場町11-13 銘仙買継商通り |
H P | http://tugumi-craft.jp/ |
S N S | |
備 考 | ※お問い合わせ・お申込みはインスタグラムのダイレクトメッセージまたは[Mail]higurashi.store@gmail.com まで。 |