古田和子展「sometime piece」

「人はすべてのことを記憶しておくことは難しく、
いくつもの記憶がこぼれ落ちていく。だからこそ、
その瞬間を思い出すだけで心が動かされる記憶があることは、
とても幸せなことだと思う。」

古田和子は、日々の中で出会った自分にとってかけがえのない記憶、
「いつかのかけら」を丁寧に留めるように描く。
作品を見た方が「いつかのかけら」を思い起こす
きっかけになれたら、と古田は願う。
古田の筆遣いが、あの場所の空気、その瞬間の息遣いをはらみ、
私たちを鮮明な記憶の中へ誘う。

- 古田和子　Kazuko Furuta -
[略歴]
1985　東京都生まれ
2015　東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術文化専攻修士課程修了

[主な展示]
2014 「ひじおりの灯2014」大蔵村肘折温泉街　以後毎年出品
2015 「土祭」旧濱田庄司邸
2018 「第5回 世田谷区芸術アワード“飛翔”受賞記念展覧会」世田谷美術館区民ギャラリー
2019 「TAMA VIVANTⅡ 2019／ART・漂う場所として」
多摩美術大学八王子キャンパス アートテークギャラリー
2021 「N.E.blood 21 vol.75 古田和子展」リアス・アーク美術館
　　 「モーメント」Cyg art gallery
2022 「リトル・フォレスト－漆と日本画の3人展 vol.4－」art space morgenrot

[受賞歴]
第5回 世田谷区芸術アワード“飛翔”　美術部門
第5回 星乃珈琲店絵画コンテスト　岡村桂三郎賞