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11月2日(土) ~

11月10日(日)

南 裕基(Minami Yuuki)木工展

poool 南 裕基(Minami Yuuki)木工展

作家として活動を始めた頃、南さんはお客様が求めるもののことばかり考えていたと言います。

モノ作りとはそういうもの。
そんな風に思い込んでいたと言います。

「お客様目線」のモノ作り。
それは彼にとってしっくりくるものではありませんでした。

それ(お客様目線のモノ作り)は、自分よりも大手(ブランドなど)の方が得意なのことではないのか?
だとすると、自分がそこにに参入する意味はあるのか?

何か流行れば、皆が一斉に似たようなものを作り始めるSNS時代。
皆と同じものを作る必要があるのか?

そんなことを思っていたら、自然と「自分目線」のモノ作りへ行き着いたのだと言います。

南さんは言います。
「お客様がどうかではなく、自分が使いたいものを作ろうと思った。
自分の中に“使いやすい”、“使いにくい”の基準があって、それを満たせば同じように感じ、それを求めてくれる人がいるのではないかと思った。」

自分の中へと目を向け直し、そうして生まれたものたちが、お客様から愛される「定番」へと育ってゆきました。

そうして一つの道を切り拓いた南さんは、今、次の一歩を踏み出そうとしています。
「一点もの」の制作です。

作り慣れた「定番」は、上手に安定して作れる反面、作る行為そのものがどんどん機械的になっていきます。

「作ることに対するモチベーションが保てない…」
彼はそう言いました。

手を動かしながら考えて、考えながらまた手を動かす。
そうして目の前にあるものを変えていく。
これが本来の自分の性分だという南さん。

そんな彼だからこそ、ただ機械的に手を動かすだけになっていきそうな自分対して危機感を覚えたのではないかと思います。

彼は今、「一点もの」の制作ということを通して、作ることのダイナミズムを取り戻そうとしているのではないかと思います。

今回の展示では、そんな南さんのチャレンジを楽しみつつ、それによって「定番」たちに吹き込まれた新たな息吹感じていただけたらと思います。

南裕基さんという作家さんが持つ
そのエネルギーをみなさんと一緒に感じられたらと思っています。

日 時2024年11月2日(土)~11月10日(日)12:00~18:00
※定休日 火・水曜日
※在廊日 11/2(土)
場 所poooL 東京都武蔵野市吉祥寺本町3-8-12, 101
H Phttps://poool.jp/
S N S
備 考※詳しくはこちらをご覧ください。

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