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市川陽子 “繕い”  6月19日(土)〜7月4日(日)

 

 

市川陽子 “繕い”

 

市川陽子は、革に漆を塗って硬化させる「漆皮(しっぴ)」と呼ばれる古来からの工芸技法を読み解き、新たに独自の手法を重ねることで、独特の存在感ある作品を生み出している。

かつて命の容れ物であった立体物としての皮は、鞣され、平面の革となる。彼女はそれを切り取り、糸を使って縫い合わせ、漆を含ませることで再び何かの「容れ物」として蘇らせる。
革の穴や傷跡など、それがまだ生き物であった時の痕跡を愛おしく活かす視点も、作品に独特の気配を与えている。「繕(つくろ)い」とは、何かを修復し、再び使える状態にするという意味の言葉だが、漆工芸の過去と現在を縫い繕い、新たな景色を生み出す彼女の行為は、漆という不思議な液体を媒体に、その存在をメタモルフォーゼさせている。
単に欠損を埋めたり表面を飾るにとどまらない、本質的な繕いの行為と言えるだろう。

本展では市川の作品の中でもマスターピースといえる「箱」を中心に、彼女がこれまでのキャリアの中で重ねてきた試行錯誤を昇華した、力を帯びた作品をご覧いただける機会となるでしょう。ぜひ手にふれてご高覧ください。

GALLERY crossing 黒元 実紗

 

【日 時】

2021年6月19日(土)〜7月4日(日)
13:00~18:00
※定休日 火曜日
※作家在廊日 6/19(土)

 

【場 所】

Gallery crossing
岐阜県美濃加茂市太田本町1-7-3

 

– Artists –

市川陽子

 

※詳しくはこちらをご覧ください。

 
 

 

 

住宅雑誌「チルチンびと」

1997年の創刊以来、環境・風土と共生する木の家づくりと
暮らしの知恵を取り上げ続けてきた『チルチンびと』は、
読者の皆さんの思いに真摯に応えるために季刊へと変更し、
いっそう充実した誌面づくりに取り組んでいます。

*誌名「チルチンびと」について*

アメリカ・アリゾナ州に居留するナバホ族の地名からもらった。
“チルチン”とは、食用や薬用に
なる小さな赤い実をつける植物、
“ビ” は接続詞、
“ト” は水を意味する。
大地の恵みと天の恵みをつなげたこの地名は、
ナバホの人びとのゆるぎない暮らしぶりを語ってやまない。

 

チルチンびと広場

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