11月5日(水) ~
12月6日(土)
YEYE個展「テレパシー」

カイカイキキギャラリーでは、2025年11月5日(水)から12月6日(土)まで、韓国出身のアーティスト・YEYE(イェイェ)による初の大型個展「テレパシー」を開催いたします。
YEYEは、京都精華大学アニメーション学科にて学士号、同大学院マンガ研究科にて修士号を取得。
その後、漫画家として活動を始め、2022年からは画家としての活動も展開しています。
カイカイキキギャラリーでは、2025年1月にシンガポールで開催されたアートフェア「ART SG 2025」で初めて作品を展示。
その後もアートフェアで新作をご紹介してまいりました。そして本展が初の大型個展となります。
YEYEの作品制作の中心には通底して、約15年間を共に過ごした綿雲のような風貌の伴侶犬「ムンゲ」の存在があります。
今回の個展「テレパシー」では、ムンゲをモチーフとした作品群をご紹介いたします。
ぜひ会場にてご高覧ください。
本展にあたって、YEYEよりテキストが寄せられましたので、以下にそのまま掲載させていただきます。
—序文
いつもムンゲの小さくて丸いおでこに自分のおでこをくっつけ、「とても愛してる」とささやいた。
そうしたらムンゲは少しめんどうくさそうな顔をして、私の顔をぺろっと舐めてくれた。
今も同じく毎日、毎秒、私はその言葉を感情のかたまりにして、脳と心臓の奥底におく。
そして、そのかたまりが時空を超えていくように、うんと遠いかも、いや意外とすぐ隣にいるかもしれない、誰もいないところへ、ちゃんと届きますようにと投げ送る。
私のテレパシーは届きましたか?
あなたの心臓や脳にも響いていますか?
返信のテレパシーは、ちゃんと返ってきますか?
—挨拶
初めまして、YEYEです。
このたび、日本での初個展をこのような素敵な空間で開くことになり、たいへんうれしく思います。
これまでもそうだったように、絵を描くとき、細かい計画は立てませんが、私の作品の中心にはいつも、ミューズであり伴侶だった犬「ムンゲ」の存在、そして彼を通して見つめた私自身の内面があります。
ムンゲの生前は、ありのままの姿をただ追うように描き留めてきました。
けれど今の私は、彼の「カタチ」を探す冒険の途上にいます。
いつものように歩き、走り、息をし、風に吹かれ、雨に打たれながら、何もかもが通り抜けていく、空(から)になった私のそばに、永続する「カタチ」を残しておきたい。
そこで救いを得るのは、作る側の私自身であり、それと同時に展覧会を訪れ、作品をご覧になるすべての方でもありますように。
ムンゲと私のテレパシーが、皆さまにも届いて欲しいです。
| 日 時 | 2025年11月5日(水)~12月6日(土)11:00〜19:00 ※閉廊日 日曜・月曜・祝日 ※Art Week Tokyo期間中は、毎日10:00〜19:00にオープン予定です。 ※オープニングレセプション 11月5日(水)18:00〜20:00 |
|---|---|
| 場 所 | カイカイキキギャラリー 東京都港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビルB1 |
| H P | https://gallery-kaikaikiki.com/ |
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