ホソバオキナゴケは草原に、タマゴケは広葉樹の森に、スギゴケは針葉樹の大木に。
白砂は道に川に、石ころは丘に山並みに。
何をどういう風に見立てるかは自由。
仕上げに鉄道模型用の小さな住人を住まわせれば、自分だけの苔テラリウムの完成。
苔テラリウムを制作するときには、始めにちょっとしたストーリーを考えておきます。
そうすることでより風景を作り込めるし、何より作ることが楽しくなります。
今回はその中のいくつかのストーリーをご紹介。

避暑に訪れた家族の一コマ。
牧草地のくだり道、やんちゃなお兄ちゃんのあとを小さな妹が追いかけています。
転んでしまわないかとお父さんはヒヤヒヤ、お母さんはおおらかに。
おや、怪しげな二人組が遠目に家族をみています。何か企てているのでしょうか…?気をつけて!
あれ、よく見ると1人はカメラを構えて撮影していますね…。
家族の着ている服も、随分昔のもののよう。
実はこれ、映画の撮影風景だったようです。
どんな作品が出来上がるのか楽しみに待つことにしましょう!

今日は台風が近づいて荒れ模様のお天気ですが、ガラスの家のなかはいたって平穏。
気持ちのよい風で洗いたてのシーツがなびく洗濯日和となっているようです。
黄色のワンピースを着た女の子がお母さんのお手伝い。微笑ましいです。


普段はいたってのんきなガラスの中ですが、今日はちょっとした事件が起きているようです。
「父さん、もうやめようよ。」
「ぐだぐだ言ってないで、ほら手伝え。」
ヒツジ泥棒を企てている親子のようです。
ふたりの気づかぬうちに、背後から騎馬警官が近づいてきました。
さあ、ふたりはこのあとどうなってしまうのでしょうか?

扇型、花型、小判型、いろいろな形の島が浮かんでいます。
その中の一つコウメ島。
住人は暇さえあれば魚釣りへ出かけるジャックと愛犬テリー。
さて今日は何がかかるかな?

「しまっていくぞー!」
秋の高い空の下、青々としたグラウンドには朝から元気な声が響いています。
今日はA町B町対抗の草野球大会。
昔はなにかといがみ合っていた2つの町も、
今では年3回の草野球でその年の勝敗を争っています。
春夏と一勝一敗で向かえた秋の決戦です。


ガラスの中には、もううっすらと雪が積もり、
ひとあしもふたあしも先にサンタクロースが三兄妹のもとにやって来ました!
末っ子のベティはいつも抱えているクマのぬいぐるみの妹を。
やんちゃな次男坊ギルはスケート靴、
そして長男トビーは昆虫図鑑が欲しいと願いごとをしました。
今年はどんなプレゼント!?子どもたちは気になってしかたがありません!