5月3日(土) ~
5月11日(日)
堀宏治 木工展 〜素のホリ〜
「素のホリを見せたい。
ホリの歴史を感じてもらえるような展示にしたい。」
そう堀さんは言いました。
自分の作風とはなんなのか?
本当は何がやりたいのか?
悩んだ彼が行き着いたのは「素のまま」ということでした。
自分自身が日常の中で使いたいもの。
大好きだった鎌倉の家(彼が昔住んでいた古民家)に似合うもの。
その家の、窓際に置かれたテーブルの上で、お気に入りの陶器たちと一緒に並べて使いたいもの。
そういう自分が作りたいものを、
流されることなく、飾ることなく作り続けること。
それが作家 堀宏治さんにとっての自分らしい道でした。
彼は今、初心に戻り、昔作ったものを作ってみたくなったと言います。
「10年前に作ったものを今作ってみたらどうなるか。
前とは彫り方も違うし、ディテールも違うと思う。
同じデザインであっても違うものになると思うんです。」と。
人が変わらずにいることができないものなのだとしたら、その人の手を通じて生み出されるものもまた、変わらずにいることなどできないのではないでしょうか。
そのことを、作家として身をもって感じたからこそ、「素」であることが、作家としての自分のアイディンティティだと思えるようになったのではないでしょうか。
そしてそれが、色や形のように分かりやすく、目に見えやすいものでないからこそ、
彼は「難しいことを考えず、感じて欲しい」というのだと思います。
作品に宿る「素」の堀さんを感じていただけたらと思います。
日 時 | 2025年5月3日(土)~5月11日(日)12:00~18:00 ※定休日 月・火・水曜日 |
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場 所 | poooL 東京都武蔵野市吉祥寺本町3-8-11 ブルーメゾン吉祥寺 #101 |
H P | https://poool.jp |
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備 考 | ※詳しくはこちらをご覧ください。 |